TOPICS

ブログ

第68回 世田谷区手をつなぐ親の会定期総会 報告

2024年5月14日(火)、三茶しゃれなあどオリオンにて、
第68回手をつなぐ親の会定期総会が開催されました。



2024年4月末、当会の会員数は1156名、出席者96名、
委任状625通の提出を受け、規約第14条3項により総会が成立しました。

2023年度活動報告、監査報告、決算報告、
2024年度活動計画、予算、役員承認まで
全ての議案について、今年度は意見や質問がなく、
賛成多数により承認され、無事に終了いたしました。

昨年度同様、総会開始前と記念講演会前の休憩時間を利用して、
親の会理事を出している通所施設による自主生産品販売会を開催しました。



 

 

 

 

 

会員の方々は、本人たちがつくる一つ一つの商品を手に取り、
販売に携わる施設職員や施設会員とおしゃべりしながら、
お買い物を楽しまれていました。


総会後の講演会は「知的障害のある人の高齢期の過ごし方を考える
~人生を見通した準備と選択~」をテーマに
PDDサポートセンターグリーンフォーレスト 
理事長 志賀利一氏を講師に迎えて開催しました。



知的障害のある人の親が、子の高齢期に備えようと検討するのは、
多くが自分にとっての「終活」を考える時ですが、
親なき後も、はるかに長く続く子の高齢期について、
詳細な予測は不可能です。

志賀氏は、年月とともに時代も世の仕組みも変化していくことも踏まえ、
より合理的に長期の未来を考えるのが良いとして、
「終活と親なき後」「割り切りとお任せ」「過去をアップデート」
「将来の社会規範」「最悪の予防」を要点としてあげ、
ひとつひとつについて事例を取り入れながら丁寧に説明くださいました。

志賀氏の論理的でわかりやすいお話に、
親なき後を考えるヒントを得て、
漠然とした将来の不安から解放された
会員も多かったのではないでしょうか。

講演会後、会場では「お話を伺えてよかった」
という声が多く聞かれました。